【住宅用消火器の交換方法と選び方】我が家の体験記【#戸建て #一級建築士】

おはようございます、こぶしです。本日は消火器のお話です。

家庭の安全を守るための重要なアイテムの一つが「消火器」です。

しかし、意外と見落とされがちなのが消火器の交換時期

我が家の消火器は先日使用期限をむかえたので交換しました。

消火器の交換方法と選ぶ際のポイントを体験談とともにお伝えできればと思います。

これから消火器を交換しよう!と思っている方の参考になれば幸いです。

消火器の使用期限と交換の必要性

消火器には使用期限があります。一般的には以下の通りです。

業務用消火器おおむね10年

住宅用消火器おおむね5年

日本消火器工業会でも使用期限について、下記のように啓発してます。

【使用期限を過ぎた消火器は破裂による人身事故の危険があります。放置せず速やかに新しい消火器に取り替えてください。特に、腐食、キズ、変形などがみられる消火器は、たとえ使用期限に達していなくても直ちに交換してください。】

https://www.jfema.or.jp/about/span

(出典:日本消火器工業会 ホームページ【消火器の使用期限】)

古い消火器をそのまま置いておくと万が一の際に使えない可能性があるため、定期的な交換は不可欠ですね。

こぶし

我が家は使用期限の長い業務用消火器(蓄圧式)を設置しているよ。ただし、製造年から5年(加圧式は3年)を経過すると外部点検だけでなく内部点検が必要になるから、住宅に設置するのは住宅用消火器の方がおすすめだよ。

交換手順5ステップを実施

今回交換にあたり、調べた手順5ステップをまとめました。

① 使用期限を確認

消火器のラベルに「製造年」や「有効期限」が記載されています。これを基に交換時期を判断します。

② 古い消火器の処分方法を確認

消火器は普通ゴミとして捨てることができません。主に以下のいずれかの方法で処分します

製造メーカーに引き取ってもらう

自治体指定の処分窓口に持ち込む

販売店で回収してもらう

※「リサイクルシール」が貼られていない場合は、追加でリサイクル費用がかかることがあります。

↓(参考)リサイクル窓口検索(出典:消火器リサイクル推進センター ホームページ)

https://www.ferpc.jp/accept

こぶし

我が家は【販売店で回収してもらう】を選んだよ。消火器を販売しているホームセンターに電話して、古い消火器を回収してもらえるか確認。消火器を購入すれば回収してくれるとの事だったので、そうしたよ。

③ 新しい消火器を購入

消火器は、「火災種別」と「薬剤種別」の特性を鑑みて選びます。

我が家は比較的汎用的に使えて軽いABC粉末タイプ、比較的安全な蓄圧式タイプを選びました。

日本消火器工業会では火災種別ABC・蓄圧式消火器について、下記のように記載されてます。

【火災種別ABCとは:普通火災(A火災)は木材、紙、繊維などが燃える火災、油火災(B火災)は石油類その他の油類などが燃える火災、電気火災(C火災)は電気設備などの火災】

【蓄圧式消火器とは:消火器本体にあらかじめガスを蓄圧している消火器で、レバー操作によりバルブを開き消火剤を放出する仕組みになっています。万が一、本体が老朽化などで腐食し穴が空いてしまったとしても、内圧が上昇することはなく、そこからガスが抜けてしまうので本体が破裂することはありません。】

https://www.jfema.or.jp/about/choice

(出典:日本消火器工業会 ホームページ【消火器の選び方】)

④ 設置場所を確保し、設置する

我が家では以下のポイントを意識して設置場所を確保し、設置しました。

• 火を使うキッチンの近く

• すぐに持ち出せる動線上に配置

こぶし

当然だが、消火器に表示されている「使用温度範囲」内の場所設置する事が必要だよ。我が家の場合はキッチンが屋内なので不要だったけど、 日光・潮風・雨・風雪等に直接さらされるなど厳しい環境に設置する場合は格納箱に収納するなどの防護を行う必要があるので、きちんと調べて対応してね。

⑤定期的に外部の点検(蓄圧式:5年 加圧式:3年 蓄圧式は5年、加圧式は3年を超えると内部の点検が必要)

購入したばかりなので直近は不要ですが、多くても月に1度・少なくとも半年に1度下記を参考に外部の点検を行いたいと思います。5年たったら内部の点検をするか買い替えるか検討しようと思います。

圧力計が「緑色」にあるか

錆びや傷がないか

ノズルやホースが正常か

https://www.fdma.go.jp/mission/prevention/item/prevention001_04_shoukaki_pamphlet.pdf

(出典:消防庁 消火器パンフ)

こぶし

今回は業務用消火器(蓄圧式)を購入したけど、次回は内部点検不要な家庭用消火器を購入しようと思う。

消火器交換を機に、住宅全体の防火対策を見直す

住宅の防火対策は消火器設置だけではありません。我が家は交換を機に、火災警報器の設置避難ルートの確認もセットで行いました。消火器の交換を機に住宅全体の防災対策を見直してみると、万が一の時の備えに対してより安心感がでるかもしれません。

↓下記のホームページで住宅用防災機器等を確認するのも良いですね。

https://www.jubo.jp/kiki/index.html

(出典:住宅防火対策推進協議会 ホームページ)

消火器の交換は意外と簡単ですが、適切な製品選びや設置が重要です。

今回お伝えした体験談が、どなたかの家庭の防災力アップに役立てば幸いです。

ではまた次のブログでお会いしましょう。

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こぶし
はじめまして、こぶしと申します。 夫・長男・次男の4人家族で暮らしている、 時短勤務で働く一級建築士(会社員)です。 ワ―ママムリゲー攻略記をご覧頂き、ありがとうございます。 ワ―ママとその周囲の方の生活が少しでも良くなるヒントをお届けできればと思い執筆しています。どうぞ宜しくお願いします。